現在ではほとんどのクリニックでホームページが公開されています。 ホームページの作成費用はピンからキリまであり、下は数万円から上は1000万近いものまであります。 内装や医療機器と違って実態がなく、効果も目に見えにくいホームページですが、クリニック経営において どの程度力をかけるべきなのでしょうか? まずホームページの意味について考えたいと思います。 ホームページには大きく二つの意味があると思います。 ①クリニックをよく知ってもらうためのパンフレット的な用途 ②ウェブ経由でのクリニックへの誘導ツール ①は既にクリニックの存在を知っている人が中身をより良く知ろうとして閲覧するケースです。 それに対し②はクリニックの存在を知らない人がクリニックを探すために検索サイト等を用いて閲覧するケースです。 集患目的としてのホームページを考えた際、重要になるのは②の方でしょう。 具体的な対策としてはクリニックの検索順位を上げたり、リスティング広告を利用する事になると思います。 歯科の場合主な検索ワードは駅名 + 歯医者や駅名 + 歯科です。 この検索ボリュームがある程度無いとそもそもウェブ対策を図ったところで集患にはつながりません。 コストをかけるだけ無駄な可能性もあります。 この検索ボリュームはGoogleが提供するキーワードプランナーや下記のサイトで見る事が出来るため 一度確認して見ると良いでしょう。 http://aramakijake.jp例えば我々の目黒医院の場合 目黒 + 歯医者 のワードで ヤフー、Googleそれぞれ月間で約700件近いアクセスが ある事が分かります。 これが、板橋の医院だとどうなるでしょうか? 志村坂上 + 歯医者 のワードで それぞれ100程度のアクセスしかありません。 また、どれだけ検索ボリュームがあっても駅から遠くては患者さんは他の医院に行ってしまいます。 つまり十分な検索ボリュームがある事と駅から徒歩圏内である事の2点が兼ね備わっていない医院では ウェブ対策そのものの効果は限定的という事になります。 以前うちに営業に来た某大手ホームページ制作会社はこの検索ボリュームを水増しして見せて来た事がありました。 悪質な業者によっては誤った情報を元に高いホームページを売り込まれかねません。 自院がもつ潜在的なポテンシャルをしっかり認識した上で適正な広告宣伝費をかける事が重要といえます。
クリニックにおけるホームページの役割
日付: 2017年2月13日 カテゴリ:浜島経営塾 and tagged <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1, maximum-scale=1, minimum-scale=1